受け入れ拠点に淡路の閉校校舎 兵庫県知事
兵庫県の井戸敏三知事は20日の記者会見で、東日本大震災の被災者の受け入れ拠点として、県立淡路高校(淡路市)の分校で3月末に閉校する一宮校を提供すると発表した。プライバシーを保つ間仕切りなどの改装工事を早期に実施し、「受け入れのモデル拠点としたい」という。
校舎など約750平方メートルを使い、最大230人収容できる見込み。今後、間仕切り案や改装スケジュールをまとめ、被災地側に提案する。
井戸知事は19日に宮城県庁を訪れ、村井嘉浩知事と会談。阪神大震災の経験も踏まえ、被災者支援策をアドバイスし、被災者の疎開や一時避難の受け入れ施設の提供など、兵庫県として積極的に支援する意向を伝えていた。