日銀総裁、震災後の供給制約「秋口以降に和らぐ」
日銀の白川方明総裁は20日の金融政策決定会合後の記者会見で、東日本大震災に伴う供給制約について「秋口以降に和らいでいく」との見通しを改めて示した。
夏場の電力不足については「ひところ懸念したほどではなくなってきている」と指摘。自動車メーカーによる生産再開の前倒しなども「大変心強い変化」だと評価した。
一方、浜岡原発の休止などを受けて「各地(の原発)でも定期検査後の運転再開を巡る不確実性が幾分増している」と述べた。そのうえで「経済活動に与える影響については予断を持たずにみていく」と語った。〔日経QUICKニュース〕