自動車、木・金曜を一斉休業日に 節電対策で7~9月
13社が足並み 土・日曜は操業
日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車最高執行責任者)は19日の定例記者会見で、自動車業界の夏場の節電対策として7~9月の間、木、金曜日を一斉休業日とすることを表明する。代わりに土、日曜日は操業する。全国の工場が対象。志賀会長は業界単位で休日を振り替える策を他の業界にも呼びかける。
自工会に加盟する14の会員企業のうち、川崎重工業を除いた13社が一斉に木・金曜日を休業日とする。各メーカーの全国の工場と間接部門を対象とする。本社を休業日にするかどうかは各社の判断に委ねる。
自工会によると一週間のうち、瞬間最大消費電力が最も高いのが木曜日だという。ピーク電力が高い木曜日を休業日にすることで、政府の節電要請に協力する。業界を挙げて同じ曜日を休業日とすることで部品メーカーも休業しやすくするほか、効率的に節電できるようにする。