被災地のがれき、北海道に移送処理を検討 環境相
松本龍環境相は14日の閣議後の記者会見で、東日本大震災で発生した大量のがれきの処理を進めるため、北海道への移送を検討していることを明らかにした。苫小牧市の臨海部を候補に、地元と協議を始めた。がれきの処理が遅れていることから、菅直人首相が松本環境相に検討を指示していた。
東日本大震災によって発生したがれきは約2400万トン。環境省によると、被害の大きかった宮城県石巻市では仮置き場への搬入割合が6月9日時点で7%にとどまっている。処理を加速するため、地理的にも近い北海道への受け入れを要請したという。