楽天・三木谷社長「電力政策、経団連と方向性違う」
ツイッターでの脱退示唆、思いを説明
楽天の三木谷浩史社長は28日、ミニブログ「ツイッター」で日本経団連からの脱退を示唆したことについて「現在の電力業界の構造を維持するのはいいこととは思えない。(経団連と自分の思いの)方向性が違ってきた」と説明した。
都内での講演後、記者団に語った。「政策が違えば政党を離脱するのと同じ」と述べたが、すぐに退会届を出すかとの問いには明言を避けた。
東京電力の原発事故に関して「東電の責任もあるし、国の責任も重い」「電力政策を深く考えるきっかけになった」などと発言。競争と監視を促す改革が必要だとして「発電、送電、売電の分離があるべき姿。今すぐに無理だとしても、その方向で考えるべきだ」と語った。
楽天は2004年11月に経団連に入会。三木谷社長は27日深夜、ツイッターに「そろそろ経団連を脱退しようと思います……」などと書き込んだ。
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