EU、静岡産食品も放射性物質の検査対象に
新潟、山形産は解除
【ブリュッセル=共同】欧州連合(EU)の欧州委員会は4日、静岡県産の食品をEUが規定した放射性物質の検査対象とすると発表した。これまで検査対象の13都県に含まれていた新潟、山形両県産の食品については検査義務を解除した。
静岡県が検査対象に含まれたのは、日本の検査で同県産の茶葉から基準を超える放射性物質が出たことに加え、パリ郊外の空港で同県産の緑茶から基準値を上回る放射性セシウムが検出されたため。
今後は静岡県産の食品をEUに輸出する場合、放射性物質の検査証明書の提出が求められる。