日東電工、海水と淡水の濃度差で発電 浸透膜を供給
日東電工は海水と淡水の濃度差を利用した発電システムを、ノルウェーの国営電力会社と共同開発することで合意した。日東電工は水質浄化などに使う逆浸透膜の大手で、海水と淡水を仕切る特殊な膜を供給する。原子力発電に逆風が吹くなか、世界初の実用化を目指す。2015年に出力2千キロワット級の実証プラントを稼働させる計画だ。
開発するのは、淡水と海水の濃度差によって生じる浸透現象で電力を生み出す「浸透膜発電」。...
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