「首相の早期退陣避けられぬ」 民主・主流派が言及
民主党の渡辺周国民運動委員長は4日朝のテレビ朝日番組で、菅直人首相の退陣時期について「そんなに長い時間はもうない」と述べ、早期退陣は避けられないとの見方を示した。鳩山由紀夫前首相のグループに所属する中山義活経済産業政務官も同番組で「(退陣時期は)6月の後半か7月の初めだ」と早期退陣を求めた。
中山氏は党所属国会議員の3分の1以上が必要な両院議員総会開催の署名集めに関しても「(必要数は)もう集まっている」と指摘。6日以降に執行部に開催を求め、首相や岡田克也幹事長の責任を追及する考えを明らかにした。
来年1月ごろまでの続投に意欲を示す菅直人首相への早期退陣要求は、鳩山氏や小沢一郎元代表を支持する議員を中心に広がっている。党役員会メンバーで、主流派である前原誠司前外相のグループの渡辺氏が早期退陣論に言及したことで「菅降ろし」の流れが一段と強まる可能性がある。
関連企業・業界