「焼肉えびす」運営会社が30日にも解散 生肉食中毒事件
焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」の集団食中毒事件で、運営会社フーズ・フォーラス(金沢市)が30日にも解散し、任意整理の清算手続きに入ることが28日までに、同社の代理人弁護士への取材で分かった。7月11日に金沢市内で債権者説明会を開き、解散に至った経緯や現状を説明する。
同社が関係者に送った文書によると、解散後は債権者の申し出を受けて負債総額を確定させた上、資産を処分して配当手続きに入る予定。清算手続きが困難な場合は、特別清算など裁判所の下での法的整理に移行する可能性があるという。
同社は文書で「社会的責任を全うするためにも、被害者への弁償を最優先に行いたいと考えている」と表明している。〔共同〕