仙台市営地下鉄が全線再開 工事見直しで予定前倒し
東日本大震災の影響で一部運休が続いていた仙台市営地下鉄南北線が29日、49日ぶりに全線復旧した。
同地下鉄は震災から3日後の3月14日に全体の約8割に当たる富沢―台原間で運転を再開。しかし、台原―泉中央間は高架橋の橋脚にひびが入るなどして復旧が遅れた。当初は5月末に復旧としていたが、工事方法を見直した結果、前倒しで再開にこぎ着けた。
仙台市青葉区の男性(81)は地下鉄で買い物に出かけ、「これまでもバスはあったけど、やはり地下鉄の方が速い」と笑顔。「今日はスーパーも子供連れが多くて、街が何となく生き生きとしていた」と話していた。