元秘書の調書不採用決定に検察側が異議 陸山会公判で東京地検
小沢一郎・民主党元代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、東京地検は5日、衆院議員、石川知裕被告(38)ら元秘書3人の供述調書の大部分の採用を却下した東京地裁の決定を不服として、異議を申し立てた。
6月30日付の決定は元秘書らへの東京地検特捜部の取り調べについて「威迫ともいうべき心理的圧迫や小沢氏の不起訴という利益誘導があった」と認定し、検察側が請求した調書12通の採用を却下。小沢元代表の関与を認めた石川議員らの調書も不採用となった。