通学バスで車中授業 被災の農業高校、往復3時間を有効活用
津波が校舎の3階まで到達して大きな被害を受けた宮城県立宮城県農業高校(同県名取市)が、教室を間借りしている別の高校までバスで移動する時間を活用し、車中授業が始まった。
同校は仮設校舎が完成する9月までの間、県内の3つの県立農業高校の教室や農園、牧場を借りて授業をする。
車内授業を受けるのは、最も遠い加美農業高(同県色麻町)に通う農業機械科と農業園芸科の計6クラス238人。午前8時に名取市民体育館...
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