復興相に松本防災相を起用へ
菅直人首相は24日、東日本大震災からの復興策の指揮にあたる新設の復興対策担当相に松本龍防災担当相を起用する意向を固めた。松本氏は現在、防災相と環境相を兼務しており、復興業務に専念できるよう担当分野の調整を進める考えだ。
復興相は24日施行の復興基本法に基づいて新たに設けた。政府の震災対応の司令塔となる「復興対策本部」で官房長官とともに副本部長に就き、本部長の首相を補佐。実質的な采配をする。
菅首相は27日に復興相を正式任命。その日のうちに復興対策本部を立ち上げる意向だ。同本部が岩手、宮城、福島3県それぞれに置く現地対策本部の本部長になる副大臣らも決める。その後、菅首相が記者会見する。
首相は同日の閣議後の閣僚懇談会で延長国会がはじまったことを踏まえ「行政は1日たりとも停滞は許されない。しっかりとやっていきたい」と指示した。