東京都、都内100カ所で放射線量測定 15日から1週間
東京都は8日、現在は健康安全研究センター(新宿区)の1カ所で実施している大気中の放射線量の測定を、島しょ部を除く都内全域の約100カ所で実施すると発表した。ただ同センターのような常時測定ではなく、15日からの1週間に、試験的に1回だけ測定する。
都内を4キロメートル四方の約100カ所に分け、移動式の機器で都職員が地面から高さ1メートルの放射線量を測る。結果は都のホームページなどで随時公表する。
福島第1原子力発電所の事故後、都内で放射線量が局所的に高い地域があると指摘されている。住民や自治体から測定体制の強化を求める声が強かった。
都は区市町村による測定を支援するため、測定機器70台の貸し出しも20日に始める。