米南部で竜巻、6州で200人超死亡
【ニューヨーク=共同】AP通信によると、米アラバマ州など南部諸州を27日、竜巻が直撃、28日午前(日本時間同日深夜)までに、6州で少なくとも209人の死亡が確認された。犠牲者数はさらに増える見込みという。
APは気象関係者の話として、被害の規模は1974年に315人の犠牲者を出した竜巻以来と伝えた。
被害が最も大きいアラバマ州では130人以上の死亡が確認された。同州では多数の建物が倒壊したほか、広範囲で停電があり、住民約100万人が影響を受けた。州兵が動員され、捜索や復旧活動に当たった。
ミシシッピ州、ジョージア州、テネシー州などでも死者が出た。米南部では今月中旬にも竜巻被害で40人以上が死亡した。
APによると、ミシシッピ州のキャンプ場ではテントに大木が倒れ、9歳の娘を守ろうとしたルイジアナ州の警官が直撃を受け死亡した。娘にけがはなかった。