サムスンが「ギャラクシーS」後継機 日本発売は5月末以降
韓国のサムスン電子は28日、スマートフォン(高機能携帯電話)の戦略機種「ギャラクシーS2」を韓国市場で発売した。昨年6月以来、世界市場で1400万台を販売した「ギャラクシーS」の後継機で5月末以降、日本を含む世界120カ国以上の市場に順次投入する。
基本ソフト(OS)は米グーグルの携帯機器向けの最新版「アンドロイド2.3」。厚さは8.9ミリメートルで前機種に比べ1ミリ薄くした。4.3型の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)パネルや動作周波数1.2ギガ(ギガは10億)ヘルツのデュアルコアプロセッサーなど基幹部品の機能を強化した。
サムスン電子の申宗均(シン・チョンギュン)無線事業部長は同日、タブレット端末の販売台数についても「今年は昨年の5倍以上にする」と語った。年間700万~800万台の販売を目指す。
スマートフォンとタブレット端末を巡り今月15日に米アップルから特許侵害で提訴されたサムスンは21日、韓国で逆提訴して反撃の構えを見せている。
(ソウル=尾島島雄)