岡田幹事長、3次補正「10兆円超も」
民主党の岡田克也幹事長は18日、三重県四日市市で講演し、東日本大震災の本格的な復興策を計上する2011年度第3次補正予算案の規模について「世の中では10兆円を超えると言われている」と述べ、10兆円超の大型補正になるとの見通しを示した。国会提出の時期は8月中旬から9月初旬を目指す方針も明らかにした。
第3次補正は、政府の復興構想会議が月内にまとめる第1次提言を踏まえた内容となる。菅直人首相が7月中旬の国会提出を指示した2兆円規模の第2次補正予算案と並行して編成作業に着手する。
民主党は今国会の会期を、3次補正の成立まで視野に入れ、90日程度延長することを軸に検討中だ。岡田氏は講演後、記者団に「3次補正と関連法案を提出するなら、かなり大幅な延長は避けられない。大事なのは間断なく対策を打っていくことだ」と述べた。