亡き息子に心臓マッサージの母…大阪の警官、被災地語る
遺族に寄り添った18日間 「力になれたか」自問
阪神大震災で救助活動に奔走する警察官の姿に心を動かされ、同じ道に進んだ大阪府警の警察官が、東日本大震災の遺族に寄り添った計18日間の経験を語った。遺体を引き渡す役目はつらく、亡き子に心臓マッサージを続ける母の悲嘆を前に、ただ立ち尽くしたことも。亡きがらと対面し「やっと会えた」とつぶやく遺族の言葉の意味をかみしめ、警官としてなすべき被災地支援を今も考えている。
大阪府警から検視や遺族対応のために派...