国産牛肉の卸価格、軟調 和牛は1カ月で1割強下落
国産牛肉の卸価格が軟調に推移している。和牛の卸値は1カ月間で1割強下がった。東日本大震災の影響で外食店の需要が低迷しているうえ、集団食中毒事件の余波で焼肉店の客足も鈍い。原発事故による輸出減で高級部位の需給が緩和している影響も大きい。低価格の鶏肉や豚肉の需要は堅調だが、牛肉価格は上昇力の乏しい展開が続きそうだ。
東京市場の平均卸値は5月の大型連休明け後に下落が鮮明になった。6月第2週(6~10日...
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