中国、世界遺産に大型ダム建設 電力確保を優先
環境保護団体が反対 計画は縮小
【北京=多部田俊輔】中国国有発電大手の中国華電集団は12日までに、雲南省の怒江(タンルウィン川)に大型ダムを建設すると明らかにした。怒江の流域は世界自然遺産に登録されており、中国政府が2003年にダム建設を発表した際、国内外の環境保護団体が反対。温家宝首相が撤回を表明していた。電力確保を優先した形となる今回の計画再始動で論争が再び起きそうだ。
華電は15年を最終年とする5カ年計画で怒江にダムを本...
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