ASEAN、強気の対中外交 領有権けん制・FTA見直し要求
【ジャカルタ=野沢康二】東南アジア諸国連合(ASEAN)が、中国に対して強気の外交姿勢を取り始めた。南シナ海の島々の領有権問題を巡り、首脳会議などで中国の動きをけん制。経済面でも対中貿易赤字拡大を受け、一部加盟国では中国との自由貿易協定(FTA)の見直し論もくすぶる。11月の東アジア首脳会議(サミット)には米国とロシアを初めて迎え、対中圧力を高めようとしている。
「南シナ海問題はASEANと中国...
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