生保「逆ざや」縮小 11年3月期、リーマン後の半分に
主要生命保険9社の2011年3月期決算で、運用利回りが契約者に約束した利回りを下回る「逆ざや」が大幅に縮小してきた。9社合計の逆ざや額は約3100億円と、世界的な金融危機の影響を受けた09年3月期の半分以下に減ったもようだ。海外債券の運用益が好調だったことなどが主因だ。東日本大震災の影響で配当収入が伸び悩めば、逆ざや状態が長期化する懸念もある。
主要9社は日本、第一、明治安田、住友、大同、太陽、...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り516文字