ソニー攻撃のハッカー集団、活動停止の声明
【ニューヨーク=共同】ソニーや米中央情報局(CIA)などをサイバー攻撃したと主張しているハッカー集団「ラルズセキュリティー」は26日までに、攻撃活動をやめると発表した。理由は不明。
自らのサイトに掲載した声明を「最後」とした上で「われわれが計画した50日間の航海は終わった」と説明。米メディアによると、一部メンバーは別のハッカー集団「アノニマス」に加わる可能性もある。
同時に、米通信大手AT&Tなどの内部情報を新たに入手したと主張。メンバーが6人だったことも明らかにした。
ラルズセキュリティーは6月初め、ソニーの米映画子会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントから個人情報を盗んだと発表。その後、ソニー側が約3万7500人の情報が流出した可能性があることを認めた。
また米連邦捜査局(FBI)や米上院、任天堂などのサイトを攻撃したとされるほか、ソニーなどに対するサイバー攻撃に関与した疑いで逮捕された英国の少年との関連も指摘されていた。
ハッカー集団にしては珍しく、サイトやツイッターで活動状況を積極的に公表してきた。