名古屋市が焼肉店立ち入り調査「生肉は控えて」
富山県などで発生した集団食中毒事件を受け、名古屋市は6日、市内にある焼肉店などへ緊急の立ち入り調査を実施した。名古屋市によると、市内には生肉を扱う飲食店や食肉販売店などが計約1万4千店あるが、生肉を扱っている可能性が高い店舗から順次調査していくという。
6日午後4時ごろには名古屋市千種区の焼肉店「あみやき亭千種店」に千種保健所の食品衛生監視員2人が調査に入った。厨房内で包丁やまな板の汚れなどを確認し、冷蔵庫に保管されている肉の温度を測定。特に問題は見つからなかった。
同店ではこれまでユッケなどの生肉は表面を加熱処理したうえで販売してきたが、一連の問題を受けて今月5日以降の販売を自粛している。渡辺洋之店長(35)は「調査で問題ないと言われて安心したが、今後も衛生状態を維持していきたい」と話した。
監視員は「安全のため、これからも肉を生で食べるのは控えてほしい」と呼び掛けている。
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