ヤマハ取締役、浜岡原発「停止で計画停電起きても何とかなる」
ヤマハの高橋源樹取締役常務執行役員は9日、決算発表の記者会見で、菅直人首相が中部電力に浜岡原子力発電所の原子炉をすべて停止するように要請した影響について「アセンブルが多いので何とかなるのではないか」との認識を示した。「仮に(中止要請によって)工場のある地域で計画停電が起きても基本的な機能が損なわれることはなく済むだろう」という。中部電の管轄内にはピアノや高級ギター、設備音響など「国内生産のほとんどがある」(高橋氏)。
楽器の場合、海外生産比率は52%。中部電がまだ態度を決めていないため「様子を見ながら対応する」と述べるにとどまった。「生産を移管することも必要かもしれないが、まだ分からない」と語った。〔日経QUICKニュース〕