JR西社長、本数削減「なくはない」 関電の節電要請
具体的打診受け見極めへ
西日本旅客鉄道(JR西日本)の佐々木隆之社長は15日の定例記者会見で、関西電力からの節電要請を受けて今夏に間引き運転をする可能性について「まったくないわけではない」と述べた。同社は7月1日から駅構内の照明を部分的に消したり、電車内の空調温度を調整したりして対応する方針。それでも必要な電力の削減幅に届かない場合、運転本数を減らすなどの間引き運転に踏み切る可能性を示唆した。
会見で佐々木社長は、「電力の需給関係を踏まえて計画を作らないと(いけない)」と指摘。そのうえで「(関電から)具体的な数値で示してもらいたい。それがないので、現時点では決めていない」と述べた。関電から具体的な打診を受けてから、間引き運転に踏み切るか決める方針を明らかにした。