北日本除き暑い夏に 節電見据え、気象庁「熱中症に注意を」
気象庁は25日、この夏(6~8月)の3カ月予報を発表した。原発事故の影響で節電が必要な東京電力管内の関東地方などでは、昨年より和らぐものの、平年よりやや暑い夏となる見込み。一方、東日本大震災の被災地では8月に低温や多雨の恐れがあるという。
同庁によると、気温は東日本(関東甲信、北陸、東海)と西日本(近畿―九州)でやや高めで、沖縄・奄美地方はかなり高くなりそう。
北日本(北海道、東北)では6~7月の気温は平年並みだが、8月は寒気の影響を受けやすく、やや低め。降水量もやや多めの見込みという。
海洋研究開発機構は、独自のシミュレーション結果から、東日本は平年比0.1~0.3度高くなりそうだと予測。酷暑だった昨年は同1.6度も高かった。今年も暑い夏となる見通しで、気象庁は「節電の影響もあるので、熱中症対策には十分注意してほしい」と呼びかけている。
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