「海水注入、中断なかった」 現場判断で継続と東電
福島原発の事故対応
東京電力の武藤栄副社長は26日午後3時に会見し、福島第1原子力発電所1号機への冷却のための海水注入が中断されていたとしてきた問題で、「実際には停止は行われず、注水が継続していたことが判明した」と発表した。海水は3月12日の午後7時4分に注水が始まり、その後も継続していた。
官邸での会議に出ていた東電担当者から本店と発電所に、「首相の了解が得られていない」との連絡があり、本店と発電所で協議した結果、いったん注水は停止することにしたが、発電所所長の判断で海水注入を継続していた。
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