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フリーゲージトレイン試験開始 カーブでの速度課題に

13年末実用化メドが目標

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鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)と四国旅客鉄道(JR四国)や車両メーカーなど12社からなるフリーゲージトレイン技術研究組合は27日、左右の車輪の幅を変えて新幹線から在来線に直通で乗り入れることができるフリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)の走行試験を四国の予讃線で始めた。9月下旬までに最大の課題となっている在来線の曲線部での目標速度を達成できるかを確認する。その後、10万キロメートルを走り込む耐久性試験を経て、国交省は2013年末までに実用化のめどをつけたい考え。

正面が青く塗られたフリーゲージトレインは27日午後11時50分、予讃線の多度津駅のホームに滑り込んだ。3両編成で全長は約68メートル。グレーのボディーに青と赤のラインが走る近未来の新型車両が、照明に浮かび上がる。列車は搭載された機器を点検した後、坂出駅に向け、28日午前1時すぎに出発した。

28日は時速40キロメートルでの走行だが、7月半ばまで実施する多度津―坂出間(約11キロメートル)の走行試験では直線部で最高時速130キロメートルを達成する予定。8月下旬から9月下旬にかけて多度津―多喜浜間(約67キロメートル)で、課題となるカーブでの目標達成を目指す。

フリーゲージトレインの開発は1997年に始まった。これまで新幹線で時速270キロメートル以上での安定走行や、在来線の直線での時速130キロメートル走行といった目標を達成。だが、カーブの走行に課題が残った。

09年に実施した九州の日豊本線での走行試験では、半径600メートル以下のカーブで、目標となる在来線の特急の通過制限速度を時速10キロメートルから同40キロメートルも下回った。

このため、鉄道・運輸機構は曲線部で曲がりやすいように小型・軽量化した新台車を開発。さらに線路の枕木をコンクリートにしたり、線路と線路を溶接してロングレール化したりするなど線路側を補強し、予讃線の走行試験で目標達成を目指すことにしている。

9月下旬まで走行試験を実施後、国交省は軌間変換技術評価委員会を開くことを検討している。カーブ走行などに問題がなければ、10月末から1年程度かけて多度津―松山間(約162キロメートル)で10万キロメートルを走り込む耐久性試験を実施する計画。技術研究組合の高尾喜久雄・常務理事は「耐久試験後に軌間可変部の部品や線路に触れる車輪の摩耗状況を調べたい」と話す。

フリーゲージトレインは左右の車輪の幅が変わるので、線路の幅が違う新幹線と在来線を直通乗り入れできる。18年ごろの開業を目指して建設工事が進む九州新幹線長崎ルートに最初に導入される予定だ。

(編集委員 西山彰彦)

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