また特急が発煙し緊急停車 JR室蘭線、けが人なし
19日午後6時15分ごろ、北海道室蘭市東町のJR室蘭線東室蘭駅で、札幌発函館行き特急スーパー北斗18号(8両編成)の発車直後に5両目の天井から煙が出て、乗客が非常ブザーを押したため、緊急停車した。火災は発生しておらず、乗客にけがはなかった。
JR北海道によると、5両目の天井にある空調機器の調子が悪く、煙が車内に入ってきた。空調を切ると煙は収まった。JRは5両目に乗っていた乗客を前後の車両に移動させ、約50分遅れで運転を再開した。
JR北海道に対しては国土交通省が18日、占冠村で5月に起きた特急の脱線火災事故をめぐり、事業改善命令を出したばかりだった。6月に入っても信号機のトラブルが起きたり、乗務中の運転士の居眠りが発覚したりするなどしている。〔共同〕