全日空系の格安航空、ブランド名は「Peach」
関空に専用ターミナル
関西国際空港を拠点とする全日本空輸系の格安航空会社(LCC)、「エーアンドエフ・アビエーション」(A&F、東京・港)は24日、大阪市内で会見し、LCCのブランド名を「Peach(ピーチ)」にすると発表した。社名も「ピーチ・アビエーション」に変える。アジアで親しまれている「桃」にちなみ、機体も桃色のデザインを採用する。
A&Fは2012年3月に関空―福岡便と関空―札幌(新千歳)便、同5月には関空―ソウル(仁川)便を就航する予定。井上慎一・最高経営責任者(CEO)は「国内外から多くの人々を呼び込み、経済活性化に貢献したい」と強調した。
会見には関西国際空港会社の福島伸一社長も出席。関空の2期島内に、LCC専用の新ターミナルを建設する計画を正式発表した。12年度下期の開業を予定する。
A&Fは全日空が33.4%、官民出資ファンドの産業革新機構と香港投資会社「ファースト・イースタン・インベストメント・グループ」が33.3%ずつ出資している。
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