水産庁、福島沖の全海域でカツオ漁認める
水産庁は22日、福島県沖の全海域でカツオ漁を認めると発表した。同県沿岸付近の海域で採取したカツオから検出した放射性物質が暫定規制値を大幅に下回ったため。
同庁は同県沖約530キロ以東でのカツオ漁を認める通達を21日付で漁協など関連団体に出していたが、沿岸に近い漁場については引き続き自粛を求めていた。
今月19日に同県沖約250キロの漁場で採取したカツオ2体を検査したところ放射性セシウムと放射性ヨウ素が暫定規制値を大幅に下回った。同県沖でのカツオ漁は7月上旬に最盛期を迎える。