幻冬舎、MBOが成立へ 株主総会で可決
MBO(経営陣が参加する買収)による非上場化の方針を発表している中堅出版社の幻冬舎は15日、東京で臨時株主総会を開いた。MBOに必要な定款変更への賛成は出席者議決権ベースで3分の2を超え、可決された。
幻冬舎は昨年10月にMBOの方針を発表。その後、投資ファンドのイザベル・リミテッド(ケイマン諸島)が立花証券を通じて信用取引で幻冬舎株を買い進めた。
イザベルは現物株を引き取らなかったため、株を保有する立花証券が議決権を取得。議案が通るには出席した株主の3分の2以上の賛成が必要なため、立花証券の動向が注目されていた。