田辺三菱、注射薬6品目を回収 子会社が試験せず
田辺三菱製薬は26日、医療機関向け注射薬6品目を同日付で自主回収すると発表した。製造委託していた子会社が一部の注射薬で、出荷の際に品質試験を実施していなかったことが判明したため。回収対象の製品は2008年5月から2010年9月まで出荷していた。
回収するのは「リプル注」「リメタゾン静注」「パズクロス注」の3製品6品目。田辺三菱の子会社である田辺三菱製薬工場(大阪市)の足利工場で製造している。
今後の業績への影響は、判明次第発表するとしている。
田辺三菱は三菱ケミカルホールディングスの連結子会社。三菱ケミHDが約56.3%出資している。〔日経QUICKニュース〕
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