米アップル95%増益 1~3月、iPhone好調
1~3月
【NQNニューヨーク=滝口朋史】米アップルが20日夕に発表した1~3月期決算は、純利益が59億8700万ドルと、前年同期に比べ95%増えた。高機能携帯電話「iPhone(アイフォーン)」の販売台数が186万4700台と前年同期の2.1倍になり過去最高を記録。多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」を469万4000台販売するなど主力製品の販売が好調を維持。売上高は前年同期比83%増の246億6700万ドルと市場予想(約233億8300万ドル)を上回った。
病気療養中のスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)は決算資料で「我々は絶好調だ」とコメント、すべての製品で革新を続けていくと表明した。
売上高は2010年10~12月期比では8%減少した。収益力の目安として市場が注目する粗利益率は41.4%と前年同期比で0.3ポイント悪化したが、市場予想(39.03%)は上回った。1株利益は6.40ドルで、市場予想(5.37ドル)を大幅に上回った。