宇宙ごみ接近、古川さんら一時避難 距離わずか250メートル
宇宙飛行士の古川聡さん(47)らが滞在する国際宇宙ステーション(ISS)に28日、宇宙ごみが約250メートル近くまで接近し、古川さんら6人の飛行士が一時避難した。米航空宇宙局(NASA)がAFP通信に明らかにした。
古川さんらは安全を確保するため、連結しているロシアの宇宙船ソユーズにISSから移動し、約30分間過ごした。宇宙ごみの接近は2009年にも発生している。
宇宙には人工衛星の残骸などのごみが大量に漂っており、通常は事前に察知してISSの位置を変えて避ける。大きなごみがぶつかれば大惨事になりかねない。(モスクワ=金子夏樹)