サケ漁、未来に残す 放流盛んな宮古、ふ化場修復急ぐ
本州でサケの放流数が最も多い岩手県宮古市の津軽石川のふ化場で、津波被害からの復旧作業が急ピッチで進んでいる。サケは放流から3~5年で生まれた川に戻るため、卵をふ化させられず放流数が減れば、今後の地元の基幹産業であるサケ漁に影響を及ぼす。「震災の傷痕を後々まで残したくない」。秋の採卵に間に合わせようと、被災した漁協職員らの懸命の作業が続く。
「今日もやれるとこまでやってみよう」。12日朝、宮古漁協...
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