米長期債務、格下げ圧力強まる 上限法見直しへ溝深く
【ワシントン=矢沢俊樹】難航が続く米財政再建の与野党協議を巡り、市場から早期合意を促す圧力が強まってきた。債務上限法の見直しで折り合えない場合、長期債務の格付けを引き下げる可能性があると米格付け会社が相次ぎ警告。7月上旬決着を目指す動きも出始めたが与野党の溝は深く、市場にらみの「チキンレース」の様相を呈しつつある。
米長期債務格付けを巡っては、4月下旬にスタンダード・アンド・プアーズが見通しを「...
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