テロとの戦い終わらず 根絶へ中東の民主化カギ
編集委員 脇祐三
米国の特殊部隊が、2001年9月の米同時テロ以来追い続けたアルカイダの指導者、ウサマ・ビンラディン容疑者を殺害した。「テロとの戦い」で最大の成果である。だが、オバマ米大統領が語るように、戦いは終わったわけではない。
大統領がビンラディン殺害を発表したのは、米国東部時間で1日日曜日の深夜。発表を聞いて、ニューヨークのタイムズスクエアやワシントンのホワイトハウス周辺には多くの市民が集まり、「9.11...
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