日本の魅力や安全性、SNSで発信 香港大学生が来日
【香港=川瀬憲司】香港の名門、香港大学で日本の歴史や文化などを学ぶ日本研究学科の学生ら15人が24日、日本に向けて出発した。東日本大震災からの復興に取り組む日本に対して「何か手助けをしたい」という学生の発案で、日本への観光が安全であることを身をもってアピールすることにした。自らを「伝え隊」と称し、滞在先から交流サイト(SNS)「フェイスブック」やブログなどを通じ、日本の現状や魅力を香港の人々に向けて発信する。
旅程は北海道と東京での4泊5日。札幌や富良野、大雪山などの観光に加え、東京では慶応大学の学生との交流も予定している。旅行の趣旨に賛同した全日本空輸が旅費や滞在費など費用をほぼすべて負担する。
旅行に参加した陳韻怡さん(20)は「報道で伝えられているほど日本は危険ではないと思うので、それをブログに書きたい」と言う。梁蔚霖さん(20)は「日本の人々と色々な交流がしたい」と話していた。
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