米マクドナルド既存店売上高、4月6%増
【ニューヨーク=河内真帆】ファストフード世界最大手のマクドナルドが9日発表した4月の既存店売上高は、前年同月比で6.0%増加した。バーガーの主素材となる牛肉など原料価格が上昇したが、これを価格に転嫁した。値上げは米国では3月に実施、全メニューに対し平均1%値上げした。今後もさらに値上げを実施する計画。
内訳は米国内の既存店売上高が4.0%増、欧州が同6.5%増、アジア・太平洋・中東・アフリカが6.5%増だった。
米国では、スターバックス、ダンキン・ドーナツなどに対抗したコーヒー飲料メニューの強化が売り上げ増に寄与。欧州地区は英国、フランス、ロシアが好調だった。アジア・太平洋・中東・アフリカ地区は中国、日本、オーストラリアが売り上げ増を主導した。