米国株、大幅続伸 シカゴPMI改善で、ダウは四半期で上昇へ
【NQNニューヨーク=増永裕樹】6月30日の米株式相場は4日続伸した。ダウ工業株30種平均は前日比152ドル92セント高の1万2414ドル34セント(速報値)で終え、5月31日以来、約1カ月ぶりの水準まで上げた。シカゴ購買部協会が同日発表した6月の景気指数(PMI)が市場予想に反して改善し、米景気の回復ペースが鈍っているとの懸念が後退。ギリシャ財政問題への警戒感が和らいだことも追い風となり、幅広い銘柄に買いが優勢となった。
ダウ平均は3月末の終値を上回った。4~6月期では最終日となる30日の大幅高が寄与し、四半期ベースでの上昇をかろうじて確保した。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同33.03ポイント高の2773.52(同)で終えた。