水牛車が暴走、2人けが 沖縄・竹富島の観光名物
8日午前11時半ごろ、沖縄県・八重山諸島の竹富島の町道で、観光客を乗せて島の中心部を周回していた水牛車の水牛が突然暴走し、制御できなくなった。間もなく水牛車は町道を外れ、道路脇の街路樹に衝突して止まった。
水牛を操っていた観光ガイドの嶋田圭一さん(38)が右足首を骨折する重傷を負ったほか、乗っていた観光客10人のうち、京都府舞鶴市の自営業の男性(52)が、手や足に軽いけがをした。
八重山署によると、現場は舗装されていない直線道路。水牛が暴れた原因は不明で、同署が詳しい状況を調べている。
竹富島は沖縄本島の南西約450キロの離島で、赤瓦の屋根など沖縄の伝統的な町並みが残っている。1頭で引く水牛車で巡るのが観光客に人気となっている。〔共同〕