「自衛隊員の活動は極限」 統合幕僚長が訴え
交代要員も乏しく
「隊員の活動は極限に近い」。折木良一統合幕僚長は24日の記者会見で、東日本大震災の被災地で活動する自衛隊員の疲労がピークに達していると訴えた。空前絶後の規模で活動しているだけに、交代要員も乏しいのが現状だ。
火箱芳文陸上幕僚長は同日の記者会見で「今の配置の中で代えていく」と説明。当面は部隊内の配置換えで負担を軽減する意向を示した。
19日からメンタルヘルスの専門家の2チームを現地派遣。陸上幕僚監部は「心身状態もしっかり把握して十分な支援体制を維持したい」という。23日には即応予備自衛官のうち、東北方面隊の158人を陸自部隊に編入、要員確保に知恵を絞る。