東北大地震、エネルギー規模は阪神大震災の178倍
今回の地震のエネルギーはマグニチュード(M)7.3だった阪神・淡路大震災の約178倍にあたる。
過去に日本でマグニチュード8を超える地震が起きたことはほとんどなく、地震観測網が整備された20世紀以降では、1933年の三陸沖地震のM8.1が最高。1923年の関東大震災や1944年の東南海地震でもM7.9だった。世界では、1960年のチリ地震のM9.5が過去最大。
過去に国内で起きた最大の地震は1707年の宝永大地震で、被害状況の文献や津波の痕跡からM8.6と推測されている。このときは、東海・東南海・南海地震が一度に連動して起きたとされる。