3号機の格納容器、弁開く作業「当面実施せず」 東電
福島第1原発、圧力が一時上昇
東京電力は20日午後、福島第1原子力発電所3号機の格納容器の配管の弁を開いて圧力を下げる作業を当面実施しないことを明らかにした。一時、圧力が高い状態にあったものの、「直ちに放出を必要とする状況ではない」と判断した。3号機は水素爆発によって建屋が失われており、弁を開ければ、放射性物質を含む空気が外部に放出される懸念があった。
3号機の格納容器の圧力は午前9時の段階で3.4気圧にまで上昇したが、その後は午後2時まで3.1気圧で推移している。19日午前中は2気圧以下だった。
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