みずほ銀、全ATM・窓口業務を停止 システム障害
みずほ銀行は17日、システム障害の影響で、全国の約440店での窓口業務と約1600カ所のATMがすべて停止していると発表した。午前9時30分現在、システムの復旧のメドは立っていない。システム障害の原因はなお調査中としているが、東日本巨大地震の義援金を大量に受け付けたところ、不具合が発生したという見方が出ている。
みずほ銀の大規模なシステム障害は15日に発生。これまで全国のATMは比較的正常に稼働していたが、17日からは振込や現金の引き出しもできなくなった。インターネット経由の決済サービス、外貨預金の取引もすべて休止している。
企業や個人から依頼された資金決済の未処理は16日時点で約44万件(5700億円分)に膨らんでいたが、16日深夜から17日早朝にかけて一段と積み上がったもよう。夜間の取引決済機能の不具合が解消されず、影響は全ATMの休止にまで広がった。