新日鉄、鋼材2万円上げ要請へ 車・造船向け4月から
原料高を転嫁
新日本製鉄は4月以降の鋼材価格について、1トン2万円程度の値上げを自動車や造船など大口需要家に要請する。大幅な上昇が見込まれる鉄鉱石や原料用石炭(原料炭)の価格を転嫁する。実現すれば2010年春の2万円弱に続く大幅な値上げになるが、国内生産の低迷に苦しむ自動車や造船各社が強く抵抗するのは確実だ。
3月中旬にも打診を始める。値上げ率は2割前後とみられる。大口需要家向けに加え、流通業者に販売する建材...
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読みいただけます。
残り349文字
関連企業・業界