イラン艦船がシリア入港
【ドバイ=太田順尚】スエズ運河を通過し地中海を航行しているイラン軍の艦船2隻は24日、シリアのラタキア港に入った。イラン海軍司令官はシリア入りについて「通常の訪問で、友好のメッセージだ」とした。イラン国営通信が伝えた。
一方、イラン、シリアと敵対するイスラエルは挑発行為とみて、海軍が警戒態勢を敷いている。
2隻は魚雷や対艦ミサイルを積んだフリゲート艦と補給艦の2隻とされ、訓練のためとしてシリアに向かっていた。22日、イランの艦船としては1979年のイラン革命後初めてスエズ運河を通過した。
2隻は3月3日ごろ再び運河を通過し、紅海経由でイランに帰国するもよう。