「豊かな海を再び」気仙沼の漁師、再出発誓う
東北地方有数の水揚げ量を誇る宮城県気仙沼市の漁港も機能を失ったままだ。収穫直前のホタテやカキなどが全滅する中、再出発に気力を振り絞る漁師の姿もある。
養殖業者が数多く集まる同市の旧唐桑町地区。入り江に立ち並んでいた船や加工場は跡形もなく、岸辺には収穫間際だったホタテが大量に打ち上げられている。「まさかここまで津波が来るとは。何から手をつけていいかも分からない」。カキ養殖業者の畠山重篤さん(67)...
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